採用担当者は知っておきたい!SNSサムネイルの作り方

採用担当者は知っておきたい!SNSサムネイルの作り方

採用広報でSNSの利用はマストとなってきている中、実は大事なポイントなのに意識しきれていないことがあります。それは「サムネイル」。サムネイルの違いで閲覧数などが大きく変わります。本記事ではSNS運用におけるサムネイルの大切さと、SNS別にサムネイルを作る際のポイントをご紹介します。

SNS運用に困っている採用担当者はぜひ参考にしてみてください。

SNSのサムネイルを適当に作ると機会損失が大きい

サムネイルとは「SNSの投稿一覧ページにて、投稿内容の視認性を高めるために画像・動画を縮小して表示したもの」です。分かりやすく言うと、インデックスや見本に使われる際の画像です。

SNSユーザーは自身が求める情報をSNS上で収集する際に、タイトルや文章よりもサムネイルから得られる情報を参照にしている可能性が高いと考えられています。

実際に九州大学がYouTube動画を対象として行った調査によると、複数のカテゴリにおいてタイトルよりもサムネイルを参照に「視聴する/視聴しない」を判断するユーザーが多いという結果が出ています。その理由については、次のように述べられています。

「視聴者が視聴する動画を決定する際に、文書や単語よりもサムネ内の画像が優先されている。これは、検索結果や関連動画一覧に並べられた数ある動画の名から1つを選ぶといった状況において、ひとつずつ文字を読むよりも、画像の印象で素早く内容を把握し、視聴する動画を決定している視聴者の傾向が考えられる」
出典:YouTuberの動画における視聴者に選択されるサムネイル画像とタイトルの研究|九州大学

この調査から、SNSのサムネイルを適当に作ってしまうとユーザーの閲覧対象にならず、大きな機会損失が生じていると言えます。だからこそ、採用広報のSNS運用ではサムネイルを大切にした運用を心がけることでより興味を引く動画にすることができるのです。

SNS別、サムネイル作成のポイント

それでは、SNS別にサムネイル作成のポイントを具体的にご紹介します。

LINE

推奨比率1:1
推奨サイズ(px)640×640以上

採用広報においてLINEはメッセージ配信システムのように活用されることが多く、ユーザーは友だち追加をしていることからサムネイルの質を強く意識せずとも比較的閲覧率の高いSNSです。ただし、ユーザーに見やすいようサムネイルのサイズは640×640px以上、比率は1:1で正方形表示を意識しましょう。

Twitter

推奨比率横長16:9
縦長 9:16
推奨サイズ(px)横長1,200×675以上
縦長675:1,200

Twitterのサムネイルは横長・縦長の2タイプを選択できます。サムネイルの表現幅大きいため、魅力的なサムネイルを作りやすいのが特徴です。採用広報においては募集情報や面接情報などを発信することが多いため、投稿内容を直感的に理解できるように画像中央にテキストと要素を盛り込んだサムネイルがおすすめです。

Instagram

推奨比率1:1
推奨サイズ(px)1,080×1,080以上

Instagramは社内紹介カタログのように活用するケースが多く、サムネイルも画像も1:1で表示されるため、サムネイルを意識しない方が多いでしょう。一方で、動画投稿が可能なリール機能を活用する場合、動画内容の切り抜きだけでなく別途画像を適用してサムネイルを作成できます。単に切り抜きを使用するのではなく、動画内容を説明するようなサムネイル画像を作成するのが効果的です。

Facebook

Facebookは企業情報などを掲載する役割として使われています。一方で、採用広報ブログで投稿した記事をFacebookでも投稿するなどの使い方もあります。そうした場合、ブログ記事のアイキャッチ画像がサムネイルとして表示されるので、画像中央にタイトルや記事内容を表すテキスト要素を挿入しておきましょう。

YouTube

推奨比率16:9
推奨サイズ(px)1,280×720以上

YouTubeでは検索結果ページだけでなく、動画再生中に右側に表示される関連動画においてもサムネイルが表示されます。したがって「小さく表示されても視認性が高いサムネイル」を作るのがポイントです。サムネイル画像に大きめのテキストを用いることで、インパクトと視認性を高めましょう。

まとめ

今後のサムネイル作りを意識することで、サムネイルだけでなく投稿に細部にまで目を向けられるようになり、1つひとつを大切にしたSNS運用を実施できます。採用広報のSNS運用では「多数の投稿をすること」も大切ですが、「1つひとつの質を高めること」も重要です。
九州大学が行った調査結果の通り、多くのユーザーはサムネイルによって閲覧するか否かを判断しています。SNS運用で閲覧数やフォロワー数などに課題を抱えている場合には、ぜひ質を重視したサムネイル投稿を心がけてみてください。