選考が進むほど不安になる?転職活動で後悔しない判断をするためには

公開日:2018/10/31 更新日:2025/05/08
選考が進むほど不安になる?転職活動で後悔しない判断をするためには

選考が進むほど人は迷い始める。

興味を持って応募したはずの求人でも、書類選考や一次面接、二次面接と進む中で、「本当にこのまま進んで良いのだろうか」と迷いが出てくるケースは思いのほか多いものです。

例えば
・仕事のやりがいはありそうだけど残業が多そう
・給与条件は良いが、社風が自分に合うか不安
・今の職場環境も悪くない気がしてきた
など、その理由はさまざまです。

実際に、「このまま次の選考に進むか迷っています。選考を途中で辞退することはできますか?」というご相談も、決して珍しくありません。

大事なのは、焦って間違えた判断をしないこと。転職に100点満点の正解はない。

転職は人生に関わる大きなイベントなので、決断までに迷う気持ちは生まれて当然です。選考を途中で辞退することももちろん可能ですが、大切なのはその時の判断に自分が納得できるか。

では、迷った時はどう判断したら良いのか。それはズバリ、”今、自分が抱えている課題がその企業で解消できるか”という視点で冷静に考えてみてください。

転職は現在抱えている課題を解決するための手段でもあります。
「もっと裁量のある仕事がしたい」「年収を上げたい」「家族との時間を増やしたい」など、大事にしたいポイントは人それぞれ。すべての条件を満たす“100点満点”の転職を追い求めすぎず、譲れない軸だけは見失わないようにしましょう。

迷ったときこそ、転職の原点に立ち返ろう

転職活動が長引いたり、多くの求人や企業に触れる中で、どうしても最初の目的を見失いがちになります。そんな時こそ初心に立ち返り、転職しようと思った理由や目的を思い出してみてください。そして、選考中の企業では現職(前職)で抱えている課題が解決されないことが明確であれば辞退を選ぶのも一つの判断です。「まだ辞退の決断はできない」と思う場合は、次の選考に進んでみることをおすすめします。

選考が進むほど企業を深く知るチャンス。決断は内定後でOK

選考が進むにつれて、「内定が出たらどうするか」という現実味が増し、不安や迷いが強くなることもあります。
しかし、選考が進むことで得られる情報も増えていきます。例えば、会社訪問を通じて職場の雰囲気を肌で感じることができたり、仕事内容や待遇面について詳細の部分を確認できる機会が増えます。最終選考に近づくにつれ、多くの社員や上役の方と話す機会もあれば、企業理解がより深まるでしょう。

入社するかどうかを最終的に決めるのは、内定を得た後で構いません。内定をもらった際に自分にとって最良の選択ができるよう、選考を通して選択の判断材料を増やし、懸念や不安をクリアにしていきましょう。

一つ一つの選考を自分なりに判断しながら進めるためには、判断基準となる転職理由や希望条件をきちんと整理しておくことが重要です。迷いが生じたときに判断の軸となる基準をすぐに見返せるよう、スマートフォンのメモや手帳などに書き留めておくと状態にしておくと、迷ったときに落ち着いて振り返ることができます。

最後に

迷いが生じるのは、それだけ自分の将来を真剣に考えている証拠です。だからこそ、「転職の目的」と「判断基準」をしっかり持ち、自分にとって納得できる選択をしていきましょう。

また、転職エージェントを活用することで、選考のたびにコンサルタントが客観的な視点で状況を整理し、一緒に冷静な判断をサポートします。

これから転職活動を始めるという方はもちろん、「転職の選択肢に迷いが生じたから一度相談したい」という方も、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。

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