- 前職
- 食品メーカー 研究職 年収750万円(韓国勤務)
- 現職
- 食品メーカー 研究職 年収710万円(日本勤務)
・転職活動期間:2か月半
・転職エージェント登録社数:4社
・面接企業数:1社
・内定企業数:1社
転職理由
韓国に20年間在住し、現地の食品メーカーで研究職としてキャリアを積んできました。娘が日本の学校への進学を希望し始めたことが、今回の転職の大きなきっかけです。
私自身、いつかは日本に帰りたいという気持ちはありましたが、具体的な機会はなく、長年韓国での生活を続けていました。前職は給与も良く安定していましたが、一方で厳しい上司との関係に悩むこともあり、「辞めたい」という気持ちを抱えながらも、生計のために我慢して働き続けていました。
そんな中での「日本の学校へ行きたい」という娘の一言が私の背中を押し、「日本で仕事を探そう」と決意するに至りました。
転職活動開始から内定までの経緯・流れ
転職を決意し、いくつかの大手転職サイトに登録はしたものの、私の専門である「栄養研究」の求人はほとんどなく、応募したいと思える企業にはなかなか出会えませんでした。「職種を変えなければ、日本での転職は難しいかもしれない」と、半ば諦めかけていました。転職活動には1年ほどかかるだろうと覚悟していました。
そんなとき、ある求人媒体を経由してRD REALIZEの土井さんから「ご経歴を拝見し、ぜひ一度お話をお伺いしたいです」と個別の連絡をいただきました。それをきっかけにRD REALIZEのサイトを拝見したところ、食品業界の専門職人材の転職をサポートしていると知り、「ここなら可能性があるかもしれない」と、面談をお願いしました。
土井さんとの面談で特に印象に残っているのは、書類作成から面接対策まで、手厚くサポートしていただけた点です。日本向けの職務経歴書を書いた経験がなかった私に、土井さんは「こういう点を付け加えると、より魅力が伝わりますよ」と具体的なアドバイスをくださいました。また、面接前には、企業に特化した予想質問リストを準備してくださり、万全の態勢で臨むことができました。企業の傾向を熟知されているからこその、的確なサポートだったと感じています。
今回の転職活動で、土井さんからは、私の専門性と希望に合う企業を2社ご提案いただきました。そのうちの1社が、今回ご縁があった企業です。働きながらの転職活動、しかも海外からの活動は時間の制約も多く大変でしたが、面接後には企業側の反応や評価を毎回丁寧にフィードバックしてくださったおかげで、安心して選考を進めることができました。
結果として、活動開始からわずか2か月半で内定をいただくことができました。
入社に至った一番の決め手は、博士課程まで修めた「栄養研究」という自身の専門性をそのまま活かせる仕事内容だったことです。前職とほぼ同じ領域だったため、実際入社後もスムーズに業務に入ることができました。
正直に言うと、年収が少し下がった点は心残りではありました。しかし、今回の転職で私が最も大切にしていたのは「日本に帰国し、専門性を活かして働く」という軸でした。1年はかかると覚悟していた転職がこんなにスムーズに進み、長年培ってきた専門知識を存分に発揮できる環境に出会えたことは、まさに「ご縁」以外の何物でもありません。
私の専門分野を理解した上で、最適な企業をご提案くださった土井さんにも、本当に感謝しています。
転職活動中の方へ
40代になると、キャリアの次のステップを踏み出すことに臆病になりがちかもしれません。
しかし、今の環境に満足せず新たな挑戦をしたことで、私は以前よりもずっと良い職場環境と、新たな機会を得ることができました。
もし転職に踏み切ることに少しでも迷いを感じている方は、「自分には無理だ」と決めつけず、ぜひ積極的に活動してみてほしいです。行動して本当に良かったと、私は心から思っています。
担当コンサルタントからのコメント
▼コンサルタント 土井 プロフィールの詳細はこちら

A様は、これまでご経験を積んで来られた栄養研究の高い専門性をお持ちでした。ご転職のきっかけは「お子様のために日本へ帰国したい」という強い想いでしたが、これまでのキャリアも高められるような支援もしたいと考えておりました。
栄養研究の求人は決して多くはありませんが、A様のお人柄とご経験を高く評価してくださる企業様との素晴らしいご縁に繋がったこと、私自身も大変嬉しく思っております。まさに、我々エージェントが介在する価値を再認識させられたご支援でした。
新しい環境で、ご自身の専門性を存分に発揮され、さらにご活躍されることを心よりお祈りしております。